フリーランスのWebスキルとは

フリーランスはWebスキルだけでなく、顧客対応力が不可欠

 

■ フリーランスは収入が安定すれば夢の働き方?

 

サラリーマンにとって、フリーランスというものにある種の憧れがあります。

 

会社に勤めて与えられた仕事をすることに窮屈さを覚え、自由に働けるフリーランスに憧れてしまうのです。

 

働き方には実は種類しかありません。

 

与えられた仕事をするか
自分が選んで仕事をするか

 

この2つなのです。

 

もちろん仕事の分類の仕方にはもっとたくさんのあるので、これは仕事をどうやって受けるか?という観点に絞って見た場合の分け方です。

 

世の多くの人はサラリーマンとして仕事は会社が与えてくれると思っています。

 

会社で仕事を与えてくれ、働いたことで給料がえら得ます。

 

毎日同じ仕事を繰り返すルーティーンもあれば、全く新しいものを生み出す仕事もあります。

 

ただ、サラリーマンであれば自分の望まない仕事にも割り当てられてしまうことも度々です。

 

そうしていくつかの仕事を経験していくうちに、自分の実力も付いてくるので自分の力で自分のやりたい仕事をするフリーランスを目指す人も現れてきます。

 

だって、自分の好きなことを仕事にできるんですからね!こんな幸せなことはないのです。

 

ところがフリーランスはみなさんがご存じの通り仕事が安定しないのです。

 

安定して仕事を取り続けられないところが一番難しいことです。

 

良く言われるのが、フリーランスでもっとも難しいのは、仕事を取ってくることなのです。

 

 

 

■ クラウドソーシングで仕事が取れる、というのは幻想

 

仕事を取ってくるということでいえば、自分が営業に回らずとも今はクラウドソーシングという方法があります。

 

ネットが普及して、いろんなサービスがインターネット上にできてきて、サービスあり、データありという風にいろいろなものがネット上でできるようになってきた状態、これをクラウドサービスです。

 

クラウドサービスの中の1つに、クラウドソーシングがあります。

 

クラウドソーシングは、クラウドとアウトソーシングの掛け合わせた造語で、ネットを経由して仕事を頼むことを言います。

 

クラウドソーシングで仕事を受ければ、単純な話ネットだけで仕事が受注できて、成果物を納品することで対価が得られます。

 

発注元かはどんな仕事をして欲しいかを整理して頼む必要がありますが、多くのクラウドワーカーは顧客のニーズに沿った仕事をしてくれます。

 

だから、質の高いクラウドワーカーほど、顧客の要求通りの成果物を出してくれるので、どんどん仕事が取れることになります。

 

ところが、そこまでの実力がない、もしくは実力はあるけれども、見積の出し方や業務内容のちょっとした表現の問題で、なかなか仕事が取れない人も実は大勢いるのです。

 

やはり、営業マンとしての仕事を果たさないと、仕事は取れないということなのです。

 

 

 

■ フリーランサーが仕事を取る方法

 

フリーランサーが仕事を取ろうと思ったら、大事なことは

 

顧客要求をつかむ能力
見積の出し方

 

の2つです。

 

これができると顧客の心をグッとつかんで
この人に任せても大丈夫だと思わせることができます。

 

「この人は私の言いたいことを理解してくれている」

 

この安心感が大きいんですね。

 

そうすると、出て来た見積金額にも納得性が高まるのです。

 

「ここまで考えてくれてこの金額か…」と思うわけですね。

 

それが発注元の納得性を生むのです。

 

ただ、そこまで到達するには結構な熟練者でないと難しいんですね。

 

いくつものプロジェクトを経験したからこそ言える、円熟の境地と言ってもいいのです。

 

そこにはどうやったらたどり着けるかといえば、経験しかないんです。

 

 

 

■ 経験が足りないフリーランサーはコスト勝負

 

とはいえ、誰もが簡単に経験を積めるかというとそうではないのです。

 

経験を積むって、結局仕事を取るってことですから、経験の浅いランサーが仕事を取るには、ぶっちゃけ見積額を下げるしかないです。

 

見積額が安ければ、目に止まりやすいのです。

 

もちろん、安いだけで発注してくれるほど甘くはないので、安くてもどう対応するのかは明確に言えないといけないです。

 

そんなことをしながら、コストはある程度目をつむりながらも経験を積んでいくしかないんですね。

 

そしてある程度できるようになってくると、赤字体質から効率が上がることで黒字化していきます。

 

ただ、単価が安いままだと数をこなすことでしか稼げないので、たくさんの仕事を受けることになります。

 

少しでも間を空けてしまうと稼げない期間ができてしまうので、1つの仕事を受けながら、次の仕事を受注していくという、自転車操業がどんどん続いていくわけです。

 

それを続けていくと、少しずつそのやり方に疲弊していきます。

 

それを脱却するためには、単価を上げるしかないのです。

 

以前よりいい仕事ができるようになっていますから、当然単価だって上げたいわけです。

 

と思って単価を上げてみると、残念なことに今度は受注できなくなっていきます。

 

安かったら受注できた仕事も、値段を上げることで今度は顧客が選んでくれなくなるのです。

 

クラウドワーカーは、たくさんの仕事が登録されて仕事の機会が増える反面、競争相手もたくさんいるのでどうしてもコスト勝負の面が否めません。

 

 

 

■ できる仕事しか発注してくれない

 

クラウドワーカーは、コスト勝負になるという点の他に、もう一つ不満を抱えることになります。

 

それは、できる仕事しか来ない、ということです。

 

クラウドワーカーは、専門家としてスキルを売ることです。

 

Webアプリが作れますとか、サーバーサイドのプログラミングができますとか、そういったスキルを売るわけです。

 

発注者から見たら、そういうスキルは非常に頼りになる反面、発注先が個人になるために、「確実にできる人」に仕事を頼むことになります。

 

上に書いたように「顧客要求をつかむ」ということは、つかむだけじゃなく「どう実現する」を説明できるということです。

 

それは、「この人は80%なり90%の確率でできる人だな」と思うから発注するのです。

 

とてもじゃないですが、70%以下の成功確率では頼めないのです。

 

個人で働いている以上、ムリができることには限界がありますし、別のスキルを持ったエンジニアと連携してやってくれることも期待できないわけです。

 

そうすると、この人が解決してくれる、ということが確実でないと頼めないのですね。

 

発注側の気持ちに立てばそういうことです。

 

反面、クラウドワーカーの気持ちでいうとどうかというと、いつもできる範囲の仕事しか来ない、ということになるのです。

 

少々チャレンジをしたくとも、それを発注者は許しません。

 

「チャレンジさせてください」という人に、発注はしないのです。残念ながら。

 

チャレンジする意欲はいいとしても、そのチャレンジに失敗したときの代償は、できあがらないことや納期遅れといった致命的な問題になるのです。

 

だから、そういう人に頼むのは、よほどのんびり開発できる案件なのです。

 

でもそんな案件はないに等しいのです。

 

だから、クラウドワーカーは自分のできる仕事しか受注できず、成長の機会がなかなか得られないのです。

 

 

 

■ 長期的に安定した仕事かつ成長の機会を得るには?

 

こうやって考えると、クラウドワーカーは安い賃金で数をこなしながら技術力を高め顧客に満足してもらえる仕事ができるワーカーへとスキルアップします。

 

それでも、新しい技術や技能に対するスキルアップの機会を持てないのです。

 

新しい技能ってないかというと、プログラマからディレクタになるように、より上流工程の仕事をしたり、全体の推進者になるような仕事です。

 

エンジニアとして経験を積めば積むほど、より全体が見えるようになって来ます。

 

顧客の要求を的確につかんでおけば、どう作ることが顧客の要求にもっとも合致する方法かもわかりますし、

 

将来の拡張の要望も想像が付き、「こう作っておいた方が拡張しやすい」といったことも見えるようになります。

 

あるいは、運用の際にこんなことが必要になりそうだから、こんな機能を追加した方が良いのでは?という提案ができたり、

 

プロジェクトが失敗しないための方策を考えられるようになるのです。

 

こういうことが、顧客の信頼を勝ち取ることになるのです。